あなたが好きな古墳が
きっと見つかる
赤面山古墳
鍋塚古墳
古室山古墳
藤井寺市周辺には古墳がたくさん!
今回は、その中でも
少しマイナーな古墳をピックアップ。
目立たないけど、
それぞれしっかり特徴や個性があるんです。
これさえ知っていれば楽しめる!
赤面山古墳・鍋塚古墳
古室山古墳は、
高架下に隠れる
赤面山古墳
改札を抜けると世界遺産
鍋塚古墳
見晴らしナンバーワン
古室山古墳
これさえ知っていれば楽しめる!
01
高架下に隠れる
赤面山古墳
高架下にある、盛り土のようにみえるこちら。実は、れっきとした古墳なんです。市内の高架下にポツンとたたずむ赤面山古墳。隠れるように残っているこの古墳は、恥ずかしがって赤面しているように見えることから、赤面山古墳と名付けられたというエピソードもあるほど。ちなみに、このあたりは「古墳銀座」と呼ばれるほど古墳が密集する土地。かつて開発が進む中で、どうしてもここに高速道路を通す必要がありました。古墳を取り壊す以外の選択肢はない状況でしたが、古墳を守るため、当時一番小さい古墳である赤面山古墳の上に道路を通すことにしたのです。今でも、高速の脚が1本飛ばし、道路の天井や側道をカーブ状にするなど、古墳を守るための工夫を随所に見ることができます。
これさえ知っていれば楽しめる!
02
改札を抜けると世界遺産
鍋塚古墳
一見円墳のように見える鍋塚古墳。しかし実は、四角い方墳なのです。この古墳は、近くの仲姫命陵古墳(なかつひめのみことりょうこふん)の陪塚(ばいちょう)(※権力者の付き人や道具を埋めるための古墳)と言われており、他の陪塚が住宅開発で姿を消すなか、このあたりで数少ない、現存する陪塚とされています。鍋塚古墳はロケーションが非常に良く、近鉄南大阪線土師ノ里駅の改札を抜けてすぐご対面。“改札を抜けると世界遺産”というキャッチフレーズがぴったりの古墳なのです。古墳は登ることができ、ここから眺める仲姫命陵古墳は絶景。夕方になると、後光がさすような幻想的な光景を見ることができます。
これさえ知っていれば楽しめる!
03
見晴らしナンバーワン
古室山古墳
古室山古墳も登ることができる古墳です。墳頂(古墳のてっぺん)まで登れば、日本一高いビル「あべのハルカス」や奈良のニ上山まで見渡すことができるほど。藤井寺市内の見晴らしナンバーワンスポットです。また、古墳のくびれ部分に立ってみると、左右で標高が違うことに気づきます。これは南北に走る断層の上に古墳を造ることで高低差を利用し、下から見上げた時に古墳を大きく見せるための工夫なのです。さりげない古墳造りのテクニックを体感できるのも、古室山古墳の魅力の一つです。